有効求人倍率が2カ月連続で悪化 (2012年12月10日)
総務省が10月の完全失業率を発表し、前月と同じ4.2%だったことがわかった。また、厚生労働省が発表した同月の有効求人倍率は0.80倍(前月比0.01ポイント悪化)となり、2カ月連続で悪化した。
所得外給与が14カ月ぶりに減少 (2012年12月10日)
厚生労働省が10月の「毎月勤労統計調査」の結果を発表し、残業代などの所定外給与が1人当たり平均1万8,460円(前年同月比2.3%減)だったことがわかった。減少は2011年8月以来14カ月ぶりで、同省では「中国など海外経済の鈍化による輸出減少が影響し、製造業などの残業が減った」と分析している。
AIJ事件初公判で被告が詐欺認める (2012年12月10日)
巨額の年金資産が消失したAIJ投資顧問による詐欺事件で、詐欺罪などに問われている同社社長の浅川和彦被告ら3人の初公判が行われ、3人は起訴内容を認めた。検察側は1,000億円超の年金資産が消失した経緯を説明し、社長自らが主導した事件の構図を指摘した。
社会保障給付が初めて100兆円を突破 (2012年12月3日)
国立社会保障・人口問題研究所の発表によると、2010年度の年金、医療、介護などの社会保障給付費が103兆4,879億円となり、統計を開始して以降、増え続けている給付費が、初めて100兆円を突破したことが明らかになった。増加の割合を分野別にみると、年金が52兆4,184億円(前年度比1.3%増)で、全体の50.7%を占め、医療は32兆3,312億円(前年度比4.8%増)、介護は7兆5,051億円(前年度比5.5%増)だった。
厚労省調査 今年の賃上げ額が上昇 (2012年12月3日)
厚生労働省が実施した賃金改訂の実態調査によると、2012年の賃上げ額は、月平均4,036円(前年比523円増)で、賃金引上げを行った企業(予定も含む)の割合は75.3%だった。賃上げ額は、リーマン・ショック直前の2008年8月に実施した調査以来4年ぶりに4,000円台を回復した。